スタバ

スタバがなんだかヤバイらしい。ブランド力の低下とか云々言われているが、自分は最近、日本のスタバが気に入ってきている。「日本の」とつけたのは、元々海外のスタバが好きだからだ。
以前も書いたけど、自分が初めて行ったスタバは、シアトルのスタバ1号店。そこはほぼ日本人に占拠されていて、コーヒーを飲む、という場所ではなかった。初めてスタバのコーヒーを飲んだのは、カナダのバンクーバー。ただ、これは連れ(先生)にコーヒーを買って来ていただいたので、直接店内には入っていない。ちなみにコーヒー代も払っていない。んでその後、イギリスのバンクーバーで初めてスタバに入り、自分で注文し(英語で注文するという敷居があったので、それに比べれば言われているような複雑さは感じなかった)、店内(ていうか店外のテーブルだったけど)でコーヒーを飲む。自分は、コーヒーはカフェインを摂取するための溶媒的なものとしか思っていないので、あまり旨い不味いはわからない。(だからスタバが嫌いでは無いのかもしれないけども)。ただ、その店は汚かった。「おしゃれスポット」にほど遠いくらい、ゴミが山積みなテーブルがあったり、ソファーがボロボロだったりしていた。そこがまた気に入った。要するに、そこいらのコーヒー屋なのだ。そしてロンドンのスタバは場末の美容院のような店内だった。更にトイレに行くと鍵をかけずに用を足すブリティッシュレディーがいらっしゃった。びっくりした。だけど今まで行ったスタバではこのロンドンのスタバが一番気に入っている。
自分にとってスタバとは、鍵をかけずに用を足せる場所なのだ。鍵をかけるような面倒なことはせずに、さっさと入って、さっと注文して、さっと用を足す(コーヒーを飲む)。んでくつろぐ。そんなとこ。だから、ブランド力とやらが低下してオバチャンやガキンチョが買物袋ぶら下げて入ってくる様になった現在の日本のスタバの凋落、大歓迎。あと、Ventiが注文できるようになったのもよい。注文しないけど(アメリカでVentiにして、1日中紙コップ持ち歩いた経験あり。大杉)。ただ、だからこそ、そんな場所で並ぶなんて耐えられないというのもあるので、もっと凋落して下さい。
ちなみに、日本で初めて行ったスタバは六本木ヒルズの中のやつ。いかにも「おっしゃれー」って感じで嫌い。あと、無線の電波来てないのに、わざわざ外のテーブルでLet'snote広げてる奴も嫌い。なんかかっこいいから。
広州の外国人街?のスタバもよかった。いかにも「占領してます」的な、「地元の人は入れませんよ−」的な、高飛車な建物と内装が○。んで、広州でまともなコーヒーが飲める数少ない場所でもある。