あごすぼ

ちょっと前、久々に福岡に出張した際の話。
仕事が終わり、皆で恒例の呑みに行く事になり、親富孝通り近辺の郷土料理屋へ。メニューを見ますと、懐かしい料理名が並んでいるわけですが、その中で、「あごすぼ」という単語が。自分はすぐに分かったのですが、冷静に考えると、この「あごすぼ」という不思議な平仮名の羅列をあらためて目の当たりにして、ふと、これはひょっとして標準語(というか、一般的な単語)では無いのだろうかと思い、他の方に聞いてみるとやはり知らないとの事(その場にいた九州出身の人間は自分だけでした)。
小学生の頃はほぼ毎日、特に半ドンの土曜日には、昼、必ずといって良いほど出てきたブツなので、結構驚いた、という話。まあ、わりとよくある話ですが。んで、翌日、出身が同じ方がいらしたので聞いてみると当然の様にご存じでした。
ちなみに、「あごすぼ」ですが、「あご」はトビウオ。「すぼ」はまあ、周りにストロー的なもので包まれている蒲鉾です。ナルトみたいな。通称は「すぼ」。あごを使ってるのは、灰色してます。白いのもあります。あらためて考えると「すぼ」って凄い響きだ。食べ物とは思えない。