リアリティ
僕にとって、漫画や小説・映画において、登場人物、特に主人公の経歴(設定)ってのは重要で、あまりにリアリティがなさ過ぎると萎えてしまうのですが、そのボーダーライン上ギリギリ駄目ってのが、マスターキートンの主人公、平賀=キートン・太一で、
父、日本人。母、英国人。英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーのオプ(調査員)元SASのサバイバル教官。その性格は、温厚だがサバイバルに関しては一流である。
という、厨房に良くありがちな「俺の考えた主人公すげー」みたいな感じが漂っているわけですが、
米軍脱走兵 ↓ 北朝鮮に亡命 ↓ 日本から拉致された女性と結婚 ↓ その妻のみ日本へ帰国 ↓ 日本に移住することを求められつつも米国からは引渡し要請される ↓ スイスへ?
という誰も思いつきそうにない経歴を持つ方がリアルにいるわけで、すごいなあ。
お陰で、凄いややこしいことになってるんですけど。